ブルーシートができるまで
特長・強みの礎となるフラットヤーン
フラットヤーンとはポリエチレン、ポリプロピレンのフィルムを短冊状にカット(スリット)し、延伸することにより強度を持たせた平らな糸です。
ブルーシートが出来るまで
お花見などのレジャーから工事現場まで、あらゆる場面で活用されているブルーシート。そんなブルーシートの普段は見ることのできない製造工程をご紹介します。
スタート原料
- 原料はポリエチレンの小さな粒。ブルーシートも最初はこんな粒から始まります。
- 原料の粒を溶かし、薄く筒状に伸ばしてフィルムを作ります。
糸(フラットヤーン)をつくる
- 切る
- 伸ばす
- 巻く
フィルムを細く切り、熱板とロールを使って伸ばしていきます。伸ばすことで、細くて強い糸(フラットヤーン)になります。完成した糸は1本ずつ機械で巻き取っていきます。
中核技術に注目!!
フラットヤーンをつくるための「切る」「伸ばす」「巻く」の3つの技術は、当社が創業以来守り続けている大切な「中核技術」です。これらの技術により、当社はフラットヤーン関連製品のほとんどを開発し世に送り出してきました。また、機械製品事業のスリッター等産業機械にも活かされています。
糸(フラットヤーン)の完成
- こうして糸が完成します。原料に色を混ぜることで、白だけでなくさまざまな色の糸をつくることができます。
織る
- 巻き取った糸を機械にセットし、織物にしていきます。
- 工場内にはたくさんの機械があり、次々に織られていきます。
織物完成
- こうして白い織物が完成します。幅はなんと、約3.7メートルもあります。
コーティング
先ほど作った白い織物を青くコーティングします。こうして巨大なブルーシートが完成します。
ハトメ加工
規定サイズに裁断し、縁を補強してハトメをつけていきます。
梱包
機械で折り畳み、封入します。
ゴール完成
-
皆さんがお使いのブルーシートが完成です!
ブルー以外でも
糸の作り方や織り方、コーティングの仕方等を変えることで、ブルーシート以外にも様々なシートを作ることができます。
- 耐用年数シート
- UVシート
- 遮熱シート
原料、熱板の温度、ロールのスピードなど、各工程を調整しながら、いろんな製品に適したさまざま種類のフラットヤーンを製造しています。
それは長年に渡りフラットヤーンを製造してきた萩原工業のノウハウがあってこそ。このフラットヤーン技術こそ萩原工業の礎であり、最大の強みなのです。
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