「ブルーシートの厚手って何mmぐらい?」その疑問にお答えします!

ブルーシートは、建築現場やアウトドアなど、さまざまな場面で役立つ便利なアイテムです。特に “厚手” のブルーシートは耐久性が高く、長期間の使用に適しています。では「厚手のブルーシート」とは具体的に何mmぐらいから厚手とされるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、ブルーシートの厚みを示す「番手」や具体的な厚みについて解説しながら、厚手ブルーシートの選び方をご紹介します。

ターピー 耐水シート#7000
ターピー フレンドシート#3000

ブルーシートの厚さの分類


シートの重さや厚みを示す指標

ブルーシートの厚みは「番手(#0000)」という規格で表されます。この番手は、シートの重さや厚みを示す指標であり、一般的に数字が大きいほど厚くて丈夫なシートを意味します。

番手 厚み 特徴
#1000 約0.10mm 軽量で短期使用向け
#2000 約0.20mm 一般的な厚みで家庭用にも適用
#3000 約0.25mm 防水性・耐久性が向上し、屋外作業に適用
#4000 約0.30mm 厚手タイプで長期間の使用が可能
#5000 約0.35mm 極厚で防水・耐久性が最も高い

一般的に “厚手” とされるのは #3000番以上 です。

※ これらの数値はあくまで目安であり、メーカーによって若干異なる場合があります。

番手とは?

ブルーシートで一般的に表記されている #0000 は「番手(ばんて)」と呼ばれ、シートの質量(重さ)を表します。

基準となる 3.6m×5.4m(2間3間)のとき約3,000g であるとすると、そのシートの番手は#3000と表記されます。

一般的に、番手が大きいほど厚くて重く、番手が小さいものほど薄くて軽いシートになります。

最もスタンダードな番手が#3000です。

萩原工業では、他にも#1500などの薄手シートや、#7000などの超厚手シートなど、様々な番手を取り揃えています。

引用元:合成樹脂事業ニュース > ブルーシートの番手「#3000」ってどういう意味?

厚手ブルーシートの具体的な厚み


萩原工業のシート製品

萩原工業が提供する製品を例に挙げると、以下のような仕様があります。

番手 製品名
#3000 約0.22mm ・ターピーエコフレンドシート#3000
・ターピーフレンドシート#3000
・ターピー防災・減災シート#3000
#3400 約0.26mm ・ブルーシート#3400
#4000 約0.33~0.36mm ・ターピーUVシート#4000
・ターピーエコサーティシートUV#4000
・14×14ブルーシート
#5000 約0.47mm ・ターピーUVシート#5000
・ターピーエコサーティシートUV#5000
#7000 約0.62mm ・ターピー耐水シート#7000
最も厚いシート 約0.99mm ・ターピー10年シート

これらは比較的耐久性が高く、屋外で長期間使用する場合や頻繁に使用する場面に適しています。では、ほんとうに【厚い=長持ち】といえるのでしょうか?

厚手=長持ち? いえいえ、実は必ずしもそうではありません!

なんとなく、「厚みがあるシートは強くて長く使える」「長く使いたければ番手が大きいシートを」と思っている方も少なくないはず。
確かに『厚みがあるシート=長持ちである』という傾向はありますが、必ずしもそうではありません。

▼こちらのグラフをご覧ください。

表の通り、一般的に厚みが増すと耐候年数が上がる傾向にはありますが、同じ番手だからといって耐候年数も同等というわけではないのです!

具体的には、『ターピー 耐水シート#7000』は厚みがあり耐候年数も高いシートですが、
一方で『ターピー UVメタリックシルバーシート』や『ターピー スノーテックス・スーパークール』は
「比較的薄手なのに長持ちするシート」ということになります!

耐候年数≠番手・厚みということがおわかりいただけたのではないでしょうか??

引用元:合成樹脂事業ニュース > 屋外使用のブルーシートは耐候性で選ぶ!厚手=長持ちと思い込んでいませんか?

用途に応じたシートの選び方


短期~中期間の屋外・建築養生使用には

Jシート#1500(約0.11mm)

約0.5年耐候

当社国産ブルーシートの中で、最も薄くて軽いシートです。

土木・工事現場、工事などの野積み養生カバー、レジャーシート、日よけとして幅広い用途でご使用いただけます。

ブラックシート#2500(約0.18mm)

約1.5年耐候

透光性のある黒色養生シートです。

低層の建設工事現場や建築時の壁面養生材、橋梁工事の床面養生、資材カバー、野積みカバーとしてご使用いただけます。

  • 中期~長期間の屋外作業なら   #3000番
  • ターピーエコフレンドシート#3000(約0.22mm)

    約2年耐候

    萩原工業では従来、#3000で1年耐候のシートをスタンダードシートとしていましたが、
    防災減災シーンや様々な工事・養生を想定し、本製品を開発しました。

    #3000で2年耐候の萩原工業の新スタンダードシートです。

    建築用途、土木用途、農業用途、防災・減災用途など幅広く活躍します。

    ターピー 防災・減災シート#3000(約0.22mm)

    約2年耐候

    昨今の防災減災シーンに合わせて約2年の耐候性を持たせました。

    さらにODグリーンカラーが景観に調和し、屋根や法面にかけても目立ちにくい!

    長期間の野外使用や防水対策には #4000番

    ターピー UVシート#4000(約0.36mm)

    約3年耐候

    薄手かつ長寿命なシートなので、屋根養生や資材カバーとしての設置・敷設作業の負担を軽減します。

    遮光性能も兼ね備えた、屋外使用に最適なシートです。

    ターピー エコサーティシートUV#4000(約0.33mm)

    約3年耐候

    高耐候焼却処分時の温室効果ガス発生が少ないシートです。

    長期目的資材カバーや防水対策の野積養生、港湾関係の荷物用カバー、簡易倉庫材などに適しています。

    強風や雪、過酷な環境で使用するなら  #5000番以上

    ターピー エコサーティシートUV#5000 (約0.47mm)

    約4年耐

    ブルーシートの同規格に比べて焼却処分時に発生するCO₂・メタンガスが少なくなる環境に優しいく、耐候性と強度に優れたハイスペックなUVシートです。

    スタンダードな#3000シートの約4~5倍の耐候性(当社比)です。

    長期使用を目的とした資材カバーや防水対策の野積養生、湾岸関係の荷物用カバー、簡易倉庫材や林野山間部、景観に配慮が必要な場所でのカバーなどに適しています。

    ターピー 耐水シート#7000 (約0.62mm)

    約5年耐

    長期の資材カバーや防水対策の野積養生、湾港関係の荷物用カバーなど、
    シートを長く使うプロたちに選ばれているシートです。

    耐水圧性はスタンダードな#3000シートの約7倍

    まさに屋外で長期使用するために作られたシートです。

    厚手ブルーシートを選ぶなら


    厚手ブルーシートのメリット・デメリット

    厚手のブルーシートには以下のようなメリットがあります。

    1. 高い防水性能
    厚手のブルーシートは、防水加工がしっかり施されており、雨や水の浸透を防ぎます。

    2. 優れた耐久性
    薄手のブルーシートに比べて摩耗や破れに強く、長期間の使用が可能です。

    3. 屋外利用に最適
    厚みがあるため、風や紫外線による劣化を防ぎやすく、農業・建築・アウトドアなどの用途で活躍します。

    しかし、重さがあるため作業効率が悪くなる、価格が高くなってしまう、など、業務におけるデメリットが発生するのも事実です。
    現場の必要に応じた最適な番手のシートを選択することで、より経済的でより良い作業環境を実現することを目指しましょう!

    萩原工業製 ターピーシリーズのブルーシートがおすすめな理由

    「厚手」と呼ばれるブルーシートは、一般的に番手#3000以上のものを指します。
    萩原工業の#3000ブルーシートは、約0.22mm以上の厚みがあり、丈夫で耐久性に優れています。
    また、 日本国内で製造され、高品質なポリエチレン素材を使用しているため、安心してご利用いただけます。

    防水・防炎・UV加工 など、多機能なオプションも豊富に揃っており、使用環境に応じた選択が可能です。
    さらに、他社製・海外製のブルーシートと比較すると継ぎ目が少ないです。
    よく使われる3.6m×5.4mサイズのブルーシートでも、萩原工業なら継ぎ目ゼロで作ることができます。

    ▼ブルーシートの継ぎ目について、詳細はこちら▼
    ブルーシートの継ぎ目って何? | 萩原工業 合成樹脂 製品ポータルサイト

    シート選びでは、厚さや番手だけでなく、「使用目的や環境に適しているか」が重要なポイントです。

    耐久性や品質を重視するなら、萩原工業の国産ブルーシートがおすすめ!
    ぜひこの記事を参考に、用途にぴったりのブルーシートを見つけてください。


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