とけてくっつく?高機能マルフレンをご紹介します!

前回、萩原工業製モノフィラメント「マルフレン」は織物になるケースが多いことをお伝えしました。

  ▼これまでの記事のチェックがまだの方はコチラから

  ’20/11/27記事 「モノフィラメント」ができるまで

  ’20/12/11記事 モノフィラメントにはいろいろな形が!?

  ’20/12/25記事 マルフレンはどこにいる!?

  上記より以前の記事はコチラからどうぞ!

今回、ご紹介させていただくのは、特殊な製織方法で用いられるマルフレン原糸です!

このマルフレン原糸の断面は、芯(しん)と鞘(さや)の二層構造になっています。

うっすらと白い線が入っているのが分かりますね。

なぜ二層構造になっているかというと・・・

芯側と鞘側では、融点の異なる2種類の樹脂(ポリマー)を使用しているからです。

このマルフレン原糸をタテ糸とヨコ糸に、

熱を加えながら製織することで、タテ糸とヨコ糸の交差部分で「鞘」同士が溶けてくっつきます!

▼イメージ図

このように、低融点ポリマーを熱溶解させることで原糸の交点が溶着され、

目ズレしにくいほつれにくい織物に仕上がります。

目の空いた織物でも格子を頑丈に維持することができ、

通気性を損なわないことからフィルターの補強材として利用されることが多く、

空気清浄機やエアコン、プリンターのフィルター補強材として活躍しています!

▼出来上がった織物はコチラ

まさにあなたの近くにきっとある!ですね!

その他にも・・・

「抗菌」「防カビ」「難燃」といった高付加価値のマルフレン原糸の製造も可能です!

ちょっと変わった織物が欲しい・・・こんな機能の織物があればもっといいのにな・・・

そう思っているそこのあなた!

是非、萩原工業までお気軽にお問い合せ下さい!

今回でマルフレンの紹介は終わりとなります。

次回からはフラットヤーン(ハギライン)のご紹介です!お楽しみに!

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