シートで住宅地盤補強!【ユビファシート】のご紹介

 

萩原工業㈱生活資材事業部では、

モノフィラメントやフラットヤーンといった原糸から、養生テープの基材や人工芝用パイルヤーンなど、

お客様の目指したい最終用途を的確に捉え、その素材に求められる特性を1から組み立てます。

 

なので、定番規格はほとんどありません。

 

今回は、そんな萩原工業の強みを生かし、

住宅建材メーカー ジオファーム株式会社から生まれた、住宅地盤専用補強シート ユビファシート をご紹介します!

 

 

木造住宅建築時の軟弱地盤対策として行われる、支持地盤から建物を支える「抵抗型基礎」。

 

抵抗型基礎工法には、セメント系固化材で地盤を固くする「表層改良」と、

支持地盤から杭をバランスよく配置し建物を支える「杭工法」が主に行われてきました。

 

▼「改良工法」と「杭工法」

 

 

しかし抵抗型基礎工法では、

・地下水系を乱す

・建物の抜け上がり

・セメント系固化材による六価クロム汚染

・杭の撤去による多大な費用

など、課題が残ります。

 

そこで、環境に影響を与えない、建て替え時に撤去が容易で土地の価値を低下させない経済的な工法

「ジオクロス・ユビファ工法」が採用されています。

 

ジオクロス・ユビファ工法は、土木工事で行われる「シート工法」を住宅用途として日本で開発したもので、

従来の地盤抵抗型基礎と比較して「地盤均衡型基礎」と呼ばれます。

 

 

開発当初は他社製の土木用不織布を検討しましたが、

土木用不織布の伸度は160%、張力は11km/㎡。

住宅の長期許容支持力30kN/㎡を満たすことができませんでした。

 

そこで萩原工業にご相談いただき開発に着手、そしてジオファーム㈱から展開されたのが

張力73kN/㎡、伸度7%の高ヤング率な住宅地盤専用補強シート ユビファシート です!

 

 

各地で平板載荷試験を行いましたが、効果は予想以上のものでした。

 

不織布2重設置とユビファシート1枚では、ユビファシートが2倍以上の支持力を得ることが確認されました

 

2020年には「建築技術性能証明」を取得し、杭と同等の支持力が認められ

建築構造計算が必要な3階建て住宅にも使用が可能になりました!

 

ユビファシートの適用建物・適用地盤は以下の通りです。

 

適用建物 適用地盤

3階までの木造建築、

または軽量鉄骨2階まで。

延べ面積は3,000㎡までのべた基礎。

平行層で基礎下2mまで、

SWS試験でWsw0.5kN以上である地盤

 

 

先日、栃木県の施工現場に萩原工業も同行させていただきました!

 

▼施工の様子

 

❶下層砕石

 

❷ユビファシート設置

 

❸固定端部仮止め

 

❹シート施工完了

 

❺固定端部本固定

 

❻上部砕石

 

ジオファーム㈱は今後、日本生まれのこの技術で、東南アジアでの使用を目指して実績を広げています!

萩原工業も製造元として、ユビファシート、ジオクロス・ユビファ工法の拡大に貢献していきます!

 

ユビファシートをもっと詳しく知りたい方は、ジオファーム㈱または萩原工業お問い合わせフォームにてご連絡ください。

 

 

☎:03-5358-8252 📧:geo@geo-firm.co.jp

 

▼ 萩原工業お問い合わせフォーム ▼

 

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