ブルーシートの耐用年数はどうやって決めるの?
萩原工業の代表的なブルーシートである
「#3000 ターピーシート」の耐候年数は約1年と定めています。
この「約1年」はどのように決めているのか?
そもそも「耐候年数」とは何なのか?
今回は、その疑問についてお答えしていきます!
まず、「耐候性」とは?
●耐候性
耐候性とは、プラスチックや塗料、繊維などの有機素材から作られている工業製品が
太陽光・温度・雨等の屋外の自然環境に耐えうる性質。
つまり、どのくらい気候の変化に強いか、ということを表しています。
そして、耐候年数の決め方ですが、実は明確な決まりはなく、各社によって基準は様々。
ホームセンターに並んでいる耐候性1年のシートが全て同じ耐候性とは限らない・・・ということなんです。
では、萩原工業はどのように測定をして耐候年数を決めているのかご紹介します。
耐候年数を測定するのに使用するのはこちらの促進耐候性試験機!
こちらで促進暴露試験を行い、耐候年数を決めています。
1年ぐらいであれば実際に屋外で1年間放置して、測定することもありますが、
中には3年、5年、10年と長期間測定が必要な製品もあります。
そんな時に10年も屋外で測定していては時間も大幅にかかって大変です。
この試験機は日本の1年間の平均気温と紫外線などを含む太陽光の照射量等を基にして
同じ分だけの照射量、熱量をサンプルに与え、短期間で何年も屋外にシートを出している状態に近づけることが出来ます。
そして萩原工業では、汎用シートの場合だと
該当年数を経過した後に引張強度や引裂強度が、新品の製品と比べて
●残存強度を70%以上保持していること
●サンプルシートの表面のラミネートが剥がれていないこと(クラックがないこと)
を厳しくチェックしています!
これらの条件を満たすことで、萩原工業の製品は耐候年数を決めています!
※クラック:表面がひび割れボロボロになること
☞詳しくは過去の記事をチェック
▼クラックしているシートの画像▼
促進耐候性試験機を使用することで屋外に長時間置いたのと同等の状態となり、短時間でサンプルを測定することが出来ます!
萩原工業では、あいまいである耐候年数の決め方に対して、しっかりとした基準を持つことで
自信をもって、皆様へ製品をご提供することが出来ます!
さらに萩原工業の製品の中には耐候年数が一目で分かる『Years Sheetシリーズ』もございます。
耐候年数別でシートをお探しの方にはおすすめの製品です!
この他にも、萩原工業では豊富にシートを取り扱っています。
萩原工業公式オンラインショップでは新規会員登録で初回から使える5%OFFクーポンをプレゼント中です!
ぜひこの機会にお買い求めください。
ご不明点や耐候性についてのご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。
※当社の促進暴露試験(装置試験)に基づく結果であり、使用地域・状況・天候等により耐久期間は異なります。
※耐候年数はあくまで目安であり、期間を保証するものではございません。