防炎シートの耐熱温度って?不燃シートとの違いを解説!

👷「溶接現場で使う防炎シートを購入しよう」

ちょっと待った!溶接現場は高温になり火花が発生することから防炎シートではなく不燃シートが適しています!

防炎シートと不燃シートって何が違うの?というあなたに、正しく使い分けていただけるようその違いを解説します🔍

防炎シートと不燃シートの違いって?


防炎シートとは

防炎効果

防炎シートは「建築工事用シート」として防炎物品の認定を取得しています。
そのため防炎物品の使用が法律で義務付けられている場所でも安心してご使用いただけます。

ただし、防炎シートは燃えないわけではありません。
防炎シートがもつ「自己消火性」は、火が触れた箇所には穴が開きますが、燃えにくく燃え広がりにくいという特長です。

▼スタンダードなブルーシートと比較した燃焼試験の様子


耐熱温度

防炎シートは燃えにくい機能は有していますが、耐熱性は有しておりません
高温60℃を超える環境下では製品強度などの物性が低下することがあります。

原料自体の融点はもっと高いのですが、強度の低下は安全性の低下にもつながってしまいます。

したがって防炎シートは、50~60℃の環境下での使用を推奨いたします。


使用シーン

建設現場や塗装工事などにおいて幅広く使用され、安全な作業環境をサポートします。

不燃シートとは

不燃効果

不燃シートラインアップ『ターピー スパッタシート』は、建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性A種に合格しています。

A種合格基準…厚さ9mmの火花発生用鋼板を溶接するとき、発生する火花に対し発炎及び防止上有害な貫通孔がないこと

耐熱温度

萩原工業の不燃シートラインアップ『ターピー スパッタシート』の限界耐熱温度は約600℃です。
高温環境でも安心してご使用いただけます。


使用シーン

特に溶接・溶断作業現場においてノロ・火花からの保護用として使用されます。

防炎シートと不燃シートの違い まとめ

ここまでで紹介した防炎シートと不燃シートの違いをまとめてみました!

  防炎シート 不燃シート
防炎・不燃効果 防炎物品として認定

建築工事用シート難燃性基準 A種合格

耐熱温度 物性低下の恐れがあるため、
50℃~60℃以下の環境下での使用を推奨
限界耐熱温度600℃
使用シーン 建設現場や塗装工事など 特に溶接・溶断など火花からの保護

使用する場所や用途に合ったシート選びを!防炎・不燃シートのラインアップ


防炎シート

一口に防炎シートと言っても、色や材質はさまざま。用途や使う場所に合わせて適切なシートを選びましょう。

ターピー PE防炎シート

作業負担を軽減する軽量な素材です。

塩ビ防炎シート

昔から使用されるスタンダードな素材です。

ターピー 透光防炎シート

採光性のある透明な防炎シートです。

\防炎シートのラインアップは公式オンラインショップからお買い求めいただけます!/

不燃・難燃シート

溶接・溶断作業時には不燃性を持ったシートを推奨します。

ターピー スパッタシート

ガラス繊維+フッ素加工のA種合格品です。

カーボンクロス

廉価版カーボンクロス C種合格品です。


防炎シートと不燃シートの違い、理解していただけましたか?正しく使いわけて安全な作業環境にしましょう!

\製品に関するご不明点は下記よりお気軽にお問い合わせください/

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