『耐候性』こうやって調べてます!【シート編】
萩原工業ではお客様からこんなお電話をよくいただきます☎
お客様 :#3000ターピーシートを使用できる期間はどのくらいですか?
萩原工業:耐候性のことでしょうか?
お客様 :はい、1年くらいはシートを掛けておきたいので…
萩原工業:でしたら、#3000ターピーシートが適しております!
『……何を根拠に#3000ターピーシートは約1年耐候と答えているの?』
今回はこんな疑問にお答えしたいと思います!
まず、そもそもシートはなぜ劣化してしまうのか。
要因はさまざまですが、いちばんの要因は『紫外線』です。
曇っていても紫外線は常に当たっており、屋外に置いていれば知らぬ間に劣化してしまいます。
そんな紫外線が当たる屋外でどれだけ使用することができるのか、調べることができます!
それがこちらの怪しげなステンレス製の箱。
こちらが耐候性を測ることができる試験機です。
機械で測るんだ!と思われた方も少なくないはず。
そうなんです!耐候試験は実際に1年間屋外に置いておかなくても、
耐候試験機に短期間入れることで、1年間屋外に置いたのと同等の状態になります。
さらに試験機内では、雨を想定し一定間隔で水をかけ、より屋外に近い環境を再現しています。
こちらが#3000ターピーシートの試験結果です。
※使用環境や状況により変わるため目安の数値の数値としてお取り扱いください。
※ブランク=新品
製品によって異なりますが、#3000ターピーシートは1年相当の耐候試験で70%以上※の残存率であれば約1年の耐候性があるといえます。
※当社基準
しかし残存率が70%以上あったとしても、表面のラミネートがはがれていては(クラック)1年相当の耐候性があるとはいえません!
こちらが実際に国産品である#3000ターピーシートと当社販売の輸入#3000ブルーを耐候試験機に入れ比較したものです。
※点線より下が1年後の耐候性試験結果です。
輸入品は表面のラミネートが剥がれており、中のクロス(糸)が見え始め、劣化しているのがわかります。
実は耐候性の明確な基準はなく、各社さまざま。
「耐候性1年」と記載されているシートがすべて同じ耐候性とは限りません。
そんな中当社では、上記の通り厳格な独自基準をもって品質管理をしています!
その結果が、長期の使用後に表れているのがおわかりいただけたかと思います。
ぜひ、用途に合ったシートをお選びください!
萩原工業では耐候年数1年から10年のものまで幅広く生産・販売しています。
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