『耐候性』こうやって調べてます!【土のう編】

シートや土のう袋には「耐候性」というものがあり、以前、【シート編】としてシートの耐候性についてご案内させていただきました。

そして今回は【土のう編】をお送りいたします。

▼過去の記事はこちら▼
『耐候性』こうやって調べてます!【シート編】

改めて、「耐候性」とは何かご説明します。

●耐候性とは?

プラスチックや塗料、繊維などの有機素材から作られている工業製品が

太陽光・温度・雨等の屋外の自然環境に耐えうる性質。

どのくらい気候の変化に強いか。ということでしたね。

萩原工業には様々な土のう袋があり、それぞれに耐候性が決められています。

今回は、土のうの耐候性の決め方について、ご説明します。

まず、なぜ、時間経過と共に土のうが劣化してしまうのか。

要因はいろいろありますが、一番はシートの劣化と同じく、「紫外線」です。

紫外線は曇っていても常に当たっており、屋外に置いていると知らぬ間に劣化します。

土のうの耐候性試験もシートと同様の試験機を使用します。

この試験機はサンプルに集中的に照射量や熱量を与えることで、

短期間で何年も屋外に土のうを出している状態に近づけることができます。

また、雨を想定し一定で水を掛けているので、より屋外に近い環境を再現しています。

実際に当社製品スーパー土のうの耐候試験結果がこちらになります。

※使用環境や状況により変わるため目安の数値としてお取り扱いください。
※ブランク=新品

耐候試験で確認することは

強度や伸度の残存率が70%以上あること

※当社の基準であり、公式基準ではありません。

今回のスーパー土のうの場合では、2年相当で、残存率が70%未満であるため、耐候性は約1年相当である。と言えます。

萩原工業では、このようにして、耐候性を決めています!

ここで、実際に屋外に設置した土のう袋の劣化具合を比較してみましょう。

どうでしょうか!?結果は一目瞭然ですよね。

土のう袋の劣化が進み、内容物が目視できる状態になっています。

これでは、土のうとして使えず、撤収作業も大変です。

短期間の使用であっても、後々の手間を考えると、高耐候の土のうを選んだ方がよいときもあります。

そして、萩原工業では、長期的な使用にも耐えられるタフネスな土のうがございます!

UVブラック土のう

当社国産土のうシリーズの最高峰!

紫外線劣化防止剤を添加し、耐候性に優れた「黒」を採用することで、約5年の耐候性を実現した土のう!

長期間使用することができるため、一般的な白色土のうに比べ、入れ替える手間、それにともなう時間・労務費が削減されます!

長期土木工事の土塁設置、河川工事、道路工事の長期工事の土塁、または災害復旧工事にもご使用いただけます!

今後、ご購入される際の参考にしていただければと思います。

土のうの耐候性について、もしくは、土のう製品について、ご質問やご不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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