防炎シートの1類・2類の違いとは?
防炎シートの1類・2類。
耳にすることはあっても実際なにが違うの?と聞かれるとなかなか答えるのは難しい・・・
そこで今回は防炎シートの1類・2類の違いを簡単にご説明します!
防炎シートと申し上げましたが、正確には『建築工事用シート』に1類・2類があります。
『建築工事用シート』の中に防炎シートや防炎メッシュシートなどが含まれています!
この建築工事用シートは強度性能、防炎性能どちらも基準を満たす必要があります。
1類・2類では防炎性能に違いがあるのでは?と思うかもしれませんが、防炎性能に違いはありません!
大きな違いは『製品強度』にあります。
1類は2類に比べ、製品強度が高く、シートだけで落下物による危険防止に使用されます。
一方2類は、落下物による危険防止の場合、1類に比べ強度がないため金網と併用することを前提に設計されています。
2類の基準として、日本工業規格の「JIS S 8952 建築工事用シート」の中で
・引張強度:490N以上(3枚平均/タテ・ヨコの弱い方向)
・引張強度:対応する方向の引張強度の5%以上
・メッシュ目合い:12mm以下
・ハトメピッチ:450mm以下
・ハトメ強度:1.47×L(ハトメピッチ/mm)以上※
の5点の項目があります。
ハトメピッチが30cmの場合、ハトメ強度が441N以上であれば2類相当品。
ハトメピッチが45cmの場合はハトメ強度662N以上で2類相当品と言えます。
※ハトメピッチ30cmの場合:1.47×300mm=441N
※ハトメピッチ45cmの場合:1.47×450mm=661.5N
防炎物品として登録している当社製品は、生産時に防炎性能検査を実施するとともに、
日本防炎協会の立ち入り検査や年1回の性能検査と社内検査結果を毎月送付して、きちんと品質管理ができているかの確認が実施されています。
なので!お客様には安心して使用していただける製品です。
萩原工業で製造・販売している多くは2類相当品。
ポリプロピレンやポリエチレンを使用しているので軽量で取扱いやすいのが特徴です!
いかがでしたでしょうか。
1類・2類の違いをしっかり把握し、正しく使用することで労働災害から人の命を救うことができます。
1類・2類についてもっと詳しく知りたいという方は下記からお気軽にお問い合わせください。